宮崎県民総合スポーツ祭 山岳競技でよっこらしょ
数年前に山岳会を退会して、その後は年に1回初日の出登山に行くぐらいだったのですが、今回、どうしても出て欲しいという要請があり、一度は断ったのですが、県体に出ることになっちゃいました。
正直、全然自信が無かったし、絶対足を引っ張るだけだと思ってたんです。全く山に登ってないし、自転車も週に1回乗れば良い方だし。これはえらいことを引き受けてしまったと後悔してました。山岳会に入ってるときは毎年出てましたが、その時ですらやっとかっとでしたから。
今回の会場は、宮崎県の諸塚村です。高千穂、五ヶ瀬に隣り合った村です。この公民館に泊まることになりました。山の中で、しかもすぐそばに沢が流れていて肌寒かったです。
つりをしている人もいました。ヤマメが釣れるそうです。
諸塚村はこんな所です。見えるかな?
表彰式の時に村の教育長さんが仰ってましたが、リピーターが多いそうです。
確かにこの自然に包まれたら、また来たくなります。
村の神社だそうです。パンパン!事故無く大会が終わりますように・・・
大会当日の6日、朝5時半に起きてご飯を食べて、ザックに10kgになるように水とかを詰め込んで準備します。これを背負ってまずは縦走競技、タイムレースです。
みんなが車でスタート地点までいくのに、僕は宿泊所から、ザックも背負って歩いて行くことにしました。同じチームのNさんは空荷で、一緒に話しながら行きました。
初めて来たので、どのくらいの距離か知らなかったのですが、車で5分という言葉を信じて歩いて行ったところ結構な距離で、スタート地点に着く頃には軽く息が上がってました。しまった~。
でもこれが却っていいウォーミングアップになったみたいで、体全体が温まっていい感じに。
そしていよいよ、スタート!
一般男子一部の選手、4チーム12名が一斉に走り出します。僕より一回り以上若い選手もいます。こりゃ負けるかもな~と思いつつ、とにかく走り出します。
ふくらはぎがすこし張って痛かったので不安だったのですが、いざ走り出すと何ともなく、すいすい足が前に出てきます。
200mぐらい林道を走った後、登山道に入ります。ここからは歩いて登っていきました。
いつも自転車では激坂とか言ってますが、そんなの目じゃないぐらいの急勾配です。
しかし、自転車でアップアップペダリングをしていたおかげか、足がスイスイ上がって前に出てきます。不安もいつの間にか消えていました。
途中、割と平坦になった区間は走り、急勾配はアップアップと言いながら前に前に進み、ゴールはまだ先だろうなと思っていると、曲がり角を曲がったらいきなり現れました。でも直下が30mぐらいの急勾配です。ところが以前はへとへとで歩くのがやっとだったのに、走って登れました。
そしてゴール。4番手での到着です。記録は38分29秒。トップの選手はなんと32分台!24才で彗星のように現れた選手です。すごい!
そして全員がゴールした後、諸塚山の山頂まで移動して昼ご飯。12時から次の競技、踏査競技です。
踏査競技とは、コースの途中にあるポイントが地図上のどこなのか印を付け、その正確さを競う競技です。読図力と地形を読む力がないとなかなか高得点は望めません。踏査に強いNさんが地図を持ってチェックする担当です。僕は先へ歩いていき、ポイントを探す役目でした。
踏査も終わって、ゴール地点で待ってくれていた支援隊の方が用意してくれたビールで乾杯!旨い!
次の日は交流登山と言うことで、みなさん黒岳に登りに行きました。僕は足が痛かったのと、前の晩にあった焼肉交流会の会場で柱にしこたま頭をぶつけて痛かったので、残って表彰式会場の周りを散歩しました。
マタタビの花を見つけました。お茶の花に似てますね。
その後まだ時間があったのでゴロゴロ昼寝をしたりして待っていると、表彰式が始まりました。
僕の入っている一般男子都城①は優勝でした。縦走での個人の成績は同じチームのNさんとIさんは2位と3位入賞でしたが、僕は残念ながら4位で入賞はなりませんでした。でも優勝旗を持てたのでよしとしましょう。
(宮崎県山岳連盟のHPからお借りしました~)
始まる前は不安だけでしたが、終わってみればなかなかの結果になったので、ほっとしました。
さて、表彰式も終わり、帰る途中に温泉に入ってご飯を食べ、家に帰り着いてほっとしてると、なぜか急激に自転車に乗りたくなりました。もう7時前でしたが、近くの堤防をポタリングすることにしました。
野の花が可愛い。
やっぱり自転車はいいなあ。スピード感がちょうど心地よくて。
あんまり見たことない花です。かすみ草みたい。
両脇に黄色い花が。
ここまで来てライトを付けて見ると、なんと電池が切れてました。しょうがない、暗くなる前に引き返そう。
急げ~暗くなるぞ~!
12km走って、楽しかった~。
終わり。